アスベストの使用の有無は目視でわかる?

高度成長期には建材の主流だった

高度成長期には建材の主流だった 健康被害が問題となっているアスベスト(石綿)。
あらゆる場所に使用されてきて、
用途により3000種以上もの製品があります。
大きくは石綿工業製品と建材製品に分けられ
ほとんどが建材に使用されてきました。
1955年頃から建材に使われ始め、ビルの高層化などに伴って、高度成長期には沢山使われてきました。 

解体に費用がかかる

解体する場合、周辺の住民にまで健康被害が及ぶおそれもあり
通常の解体と比べると大幅に費用がかかるため
アスベストを使用した建物を無届けで解体したり
嘘の申告をする建築業者が後を絶ちません。
業者に解体工事を依頼する前に、
まずは建物の持ち主がアスベストを使用している建物か
否かを判断する必要があります。 

解体に費用がかかる

アスベスト見た目の特徴

アスベスト見た目の特徴 時間が経ち劣化してくると表面がワタ状となり、
柔らかくなります。
梁などから垂れさがって、毛羽立っているものもあります。
色は青色・灰色・白色・茶色で、2層吹きになっている場合は
下吹きが青色若しくは灰色、上吹きが白色の場合は吹付け石綿です。 

吹きつけアスベストを行った後に、コテで押さえつけている場合があり、
じゅうたんの様に見えるため、業者でも身落とすことがあるので要注意です。
さらに、上から安全な建材を吹き付けているケースもあり
目視では判別するのは難しいようです。

使用形態

アスベストを含む建材には以下のような種類があり、
使用されていた場所が異なります。

吹きつけ建材

セメント等の結合材と水を加え混合し、吹付け機を用いて吹付けたものです。
鉄骨の梁、柱、鉄板床、空調機械室、ボイラー室や
エレベーターの機械室など鉄筋建築に使用。

保湿材等

接着剤と混ぜ、色々な形に加工したもので、工場や化学プラントなどに使用。

成形板

セメントなどと混ぜ、成形・乾燥させたもので
木造・鉄骨・鉄筋建築・工場などに使用されていました。

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