中古マンションの売却に影響するアスベスト

中古マンションに潜むアスベストの脅威

近年建てられた建築物に関して、アスベストを使用した建築は大幅に減りました。
しかし、アスベストは決して過去のものではありません。
アスベストの使用規制が始まったのは1988年のこと。
つまり、築30年以上の建築物についてはアスベストが使用さている可能性が十分にあるということです。
それが一戸建て住居の場合ならば自分で対処する必要がありますが、マンションの場合ですとそうはいきません。
不動産情報誌などを見ていても、築30年以上の物件はざらにあります。
そして、そのような物件に暮らしている人もとてもたくさんいます。
入居者は様々な観点から入居先を決めますが、築年数も重要なポイントです。
知識のある人なら単に古いというだけではなく、アスベスト除去が行われているかどうかも気にすることでしょう。
アスベスト除去が行われていない、あるいは、アスベストが用いられているかどうか不明といった物件は当然ながら避けられてしまいます。
同様に、そのような物件を買いたいと思う不動産オーナーも多くはないでしょう。
自分の所有しているマンションに入居した人に健康被害が出てしまったら、オーナー自身にも不利益を被ってしまいます。

中古マンションに潜むアスベストの脅威

中古マンションを売却するときはどうすれば良い?

30年以上前に建てられたマンションならば、売却前にアスベストが使用されている建物なのかどうかをその道のプロに調べてもらいましょう。
設計図書には建築時に使用された建築材が記載されているはずですので、設計図書を見ればアスベストの有無を確認することはできます。
ただ、アスベストの含まれている商品かどうかを自分で確認しなければいけませんので、正しい判断が必要です。
アスベストは目視で発見できるものもありますが、専門家のほうが正しい判断ができるため安心と言えるでしょう。
主に壁や屋根、内外の装飾などの建材の他、あらゆる場面でアスベストは用いられています。
飛散する恐れのあるアスベストは、除去又は完全に飛散できないような処置をすることが求められます。
もちろん、工事のためのお金は必要ですが、アスベストが使用されたマンションの資産価値は低く、買い手が見つからない場合も多いでしょう。
後々トラブルになった際に、販売価格以上のお金が必要になる恐れもあります。
東京都の一部の区ではアスベストの調査や除去に助成金が出る場合もありますので、行政に一度問い合わせるという手もあります。
いずれにしても、中古マンションのアスベストは売却にかなりの影響を及ぼします。
早急にアスベスト対策を施してください。

中古マンションを売却するときはどうすれば良い?

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