アスベスト(石綿)は、天然の鉱物で安価で形も崩れず長持ちするため、建築現場で数多く使用されてきました。
現在では健康被害が出るため使用は禁じられていますが、古い建物には今でもアスベストが残っている物もあり、撤去が問題視されています。
アスベストは繊維状の細かい粉塵となって空中に舞い、吸い込むと肺がんや中皮腫になる危険性があります。
除去する際には、保護具や保護メガネなどの対策用保護具の着用が義務付けられており、作業レベルにより対策用保護具の種類も違います。
解体などでアスベストが飛散し、二次災害として近隣住民に健康被害が及ぶ恐れもあり、現場では、石綿ばく露防止の技術上の指針にのっとり適切な対策をしなければならないのです。
アスベストを除去する際に、作業レベル、対象製品、工法により保護具の区分も変わってきますが、保護衣、保護メガネ、手袋、シューズカバーなどはアスベスト除去における一般的な保護具です。
レベル1の吹き付け材の石綿の除去には、自給式呼吸器と防護マスク、フード型の使い捨て型保護衣、防護メガネなどの着用が義務付けられており、対策用保護具を的確に使用しなければなりません。
レベル2、3もそれに準じています。
建築物には、石綿を使用している建材がたくさんあって、コンクリート造では、断熱材や防音材として吹き付けたり、木造でも外壁のサイディングボードであったり、スレート瓦にも使用されていて除去対策に詳しく技術の高い解体・リフォーム業者、および建材業者を選択する必要があるのです。
除去費用が安いだけで業者を選ぶのではなく、労働者の健康面も視野に入れて作業をしなければならないのです。
アスベスト除去作業は、人体への危険を伴い難しいということがわかっていただけたかと思いますが、除去業者は、現場を調査、診断、分析までできる技術力の高い業者を選ぶべきです。
そのため、設計、見積り、施工、アフターサービスを一括でできるリフォーム事業社が望ましいでしょう。
大手のゼネコンとの取引がある業者であれば、厳しい基準をクリアしていてるため信頼性があります。
また、技術審査証明もあるため、施工技術も高いのが通常です。
さらに、アスベストは法令が厳しいため、法令を熟知しており、質問に丁寧に回答してくれる業者なら安心でしょう。
足場や養生はもとより、保護具は高品質のものを使用しなくてはなりません。
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