アスベストと同じく住宅建材として使用されているロックウールですが、このロックウールとアスベストの主な違いについてご存知でしょうか?
アスベストといえば有害物質というイメージがあり、住宅建材として今も残っていることから危険な物質として注目が高まっていますが、ロックウールはアスベストのような人体に影響を与える物質ではないのです。
ではロックウールとは具体的にどのような物質なのでしょうか。
ロックウールとは天然岩石を原料として高温で溶かしそれを繊維状にした人造鉱物繊維のことを言います。
ロックウールが住宅建材として用いられている場所は主にマットやフェルトなどの床部分になりますが、メジャーな素材でいえば住宅用断熱材などがそれに当たります。
ロックウールは繊維状の物質であるため、様々な形状に変化させることができ、身近なものでいえばブランケットなどもこのロックウールが元になっています。
断熱性と保温性の面で優れた効果を持つロックウールですが、開発から製品化されたその歴史は非常に古く、ロックウールが初めて誕生したのは1938年となっており、それから生活のいたるところで使用されてきました。
保温性という意味で使用されてきたロックウールですが、最近では防音対策にも非常に効果を発揮することが明らかとなってきていることから、住宅建材の断熱材はもちろん、防音対策としても頻繁に活用されています。
また耐水性の面でも優れた効果を持ち合わせており、燃えにくく溶けにくいという住宅建材に相応しい特徴を兼ね備えているのです。
ロックウールの性能は住宅建材においてはなくてはならない物質となっています。
信頼性、安全面においても問題のないロックウールはアスベストのような健康被害をもたらすこともないので、これからも住宅建材として使用されることでしょう。
アスベストの調査・診断・分析に関するお問い合わせは、メールフォームよりお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】大光株式会社
メールでのお問い合わせはこちら
TEL:03-3888-7701(平日 9:00〜18:00)