アスベストの種類について

アスベストの種類について

石綿(アスベスト)は人体に有害な影響を及ぼす

石綿(アスベスト)をご存じの方も多いかと思われます。
一時社会問題となり、連日のようにニュースで取り上げられたこともあります。
アスベストは体内に入ると呼吸器官に影響を及ぼし、様々な病気を引き起こす可能性がある物質です。
体内への侵入も容易で、肺に蓄積して炎症を起こしたり、最悪呼吸困難で死に至るケースもあります。
古くから建物の吹き付け材として使用されてきましたが、年々除去が進み、今ではほとんど見かけなくなりました。
しかし、それでもまだ古い建築物ではアスベストが使われており、隠れている可能性もあるのです。
そのまま建物が老朽化するとアスベストがむき出しになり、健康被害が発生してしまうおそれもあります。
吹き付けられたアスベストが大気中に飛散すると、その地域住民の健康にまで被害が及びかねません。
今ではすっかり無くなったとは言え、建物のリフォームや建て替えの際に発見されることもあります。 ただ、アスベストといっても実は種類があります。

石綿(アスベスト)は人体に有害な影響を及ぼす

アスベストの種類は6つに分類されるようになった

アスベストは健康被害を与える物質の一つです。
しかし、昔はアスベストの種類がたった3種類しかありませんでした。
それがアモサイト、クロシドライト、クリソタイルと呼ばれる物質です。
これらは石綿の種類であり、アスベストと言えばこの3つを指すことがほとんどでした。
建物のアスベスト調査をする際、通常は上記3つを対象に分析が行われてきました。
3つの内、いずれかの石綿が検出されると、アスベストの除去工事が必要になったのです。
アスベストの重量含有率が一定を超えると規制対象になっているそうです。
ただし、これは過去の話で、平成20年の2月6日に厚生労働省より通達された内容では、新たに3つの石綿がアスベストの規制対象となりました。
つまり、合計で6つの種類になっています。
この通達で新たに対象となった石綿は、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの3種類です。
建物のアスベスト調査では、これら6種類の石綿が対象となっています。
また、過去に3種類のアスベスト調査で問題が無くても、追加3種類の調査が必要となりました。
今後建物のリフォーム・建て替えをする際に、アスベストが発見されないとは限りません。
ニュースは少なくなりましたが、いつ・どこでアスベストの健康被害が出るか分からないのです。 古い建物に関わらず、一度調査を行うようにしましょう。

アスベストの種類は6つに分類されるようになった

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